●香川県/白鳥町について

香川県は面積で日本一狭い県です。 四国の中でも印象の薄い県名らしく 出張先で香川県と言うと、神奈川県と間違われる方もいます。 いっそ、高松県とでもした方が通りはよさそうです。 全国的にも、県名と県庁所在地の名前が違うというのは何ヶ所か有りますが、 その県庁所在地の方が「有名」というのは少ないと思うのですが・・・

名物は「讃岐うどん」「小豆島そうめん」「しょうゆ豆」「かわらせんべい」 「丸亀のうちわ」「志度のげた」「牟礼の石」・・・(多分他にも有ると思う)。
なかでも「讃岐うどん」は全国的にも有名なブランドになりました。 高松市内などでも、セルフ系の店だと200円以下で「かけうどん」を食べさせ てくれる所はたくさん有るので、全国各地の有名なラーメンが600円以上する 事を考えると本当にありがたいです。
ただし、有名ラーメンと同じ?で「味」はあまり期待しない方が良いと思います 。(私自身はラーメンよりもうどんの方が美味しいと思いますが) 最近特に、書籍やインターネットの情報のおかげか"讃岐うどん食べ歩きツアー" をする人たちが増えた、らしいです。
札所巡りと共に香川県の観光の目玉になる可能性も十分にありますが、 その方面で有名な讃岐うどん屋さんへ、、「味は絶対に落とさないで下さいね」

本題に戻ると・・・実は「手袋」も有名なんですよ。

大川郡白鳥町(シロトリチョウ)は香川県の東部なので、東讃(讃岐の東ですね)地区と言います。 手袋の一大生産地(軍手や野球のグローブは除く)で、 国産手袋の90%がこの東讃地域およびその周辺でつくられています。
場所は、高松市と鳴門市のちょうど中間あたりで、 海沿いに走っている国道11号線が町を横切っています。
白鳥町を起点(実際には終点)とするもう一本の国道318号線を南下すると、山 (讃岐山地)深くなり、それを境に徳島県と接しています。 昔は山越えは難所だったのですが、今では「鵜の田尾トンネル」が開通して、 徳島の土成町/鴨島町へ行くのは高松市へ行くよりも簡単になってます。

1998年4月5日には明石大橋が開通、
そして、2001年3月29日、高松〜鳴門間の高速道路の内の未開通だった津田〜板野間が開通しました 。これで高速道路を走る限りは、やっと東讃地域の渋滞は解消された事になりますが、 板野〜鳴門間はまだ先になりそうです・・シプトイワー。
と言ってる間にここも2002年7月やっと開通しました。とりあえず良かったですね。
この高速道路のおかげで、香川〜関西方面の交通の便が非常にスムーズになります。 私自身は多分これ(白鳥〜鳴門間)に乗る事は"永久に"無いと思いますが、 11号線の渋滞解消を切に祈ります。
「そんな人間ばっかりやから渋滞するんや」と言われるかもしれませんが、 無料になったらいつでも高速道路は利用するつもりですよ、ハイ。

来年には、この美しい白鳥町という町名が消え去ってしまいます。
すでに同じ大川郡でも西部の5町が合併しました。その名前が「さぬき市」。最低やね。なんでそんな訳のわからない名前にしたのでしょうか。そりゃ一般公募すればそういう名前が大多数をしめるでしょうよ。けどそんな事で良いのでしょうか。"ひらがな"にする意味も分かりません。さいたま市民の人達も気の毒でなりません(ほっといてという声も聞こえてきそうですが)。
では、この白鳥町は・・・・ナント!!!!「東かがわ市」やはりというか更なる最低クラスですね。なんの意味があるのでしょうか(香川町という町名も同じ香川県内に有る)。漢字とひらがなを混ぜた意味も教えて欲しいよ。
私の知ってる範囲では、昔、神戸の"生田区"が消えて中央区が出来たのにはびっくりしました。一体なんで? 為政者にとってはなにか都合が良いのでしょうか? どんどん歴史が無くなっていきます。この調子で戦争の記憶が消えていってしまったのでしょう。
名前が替わっても、毎年行っている小学生達による美濃白鳥町との交流は続けて欲しいものですが、 どうなんでしょうね。
1-7(2002/8/15)


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